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南阪奈道路沿線の企業誘致

企業の県内外の工場の統廃合によるまちなか活性化プロジェクト

葛城市の土地活用について相談いただく

「南阪奈道路に近い場所で工場等を建設できるまとまった土地がある。大企業の工場等の誘致できないか」と、サンコウ設計に相談がありました。この場所は、市街化調整区域ですが、一定の基準をクリアできれば、開発可能な案件でした。

実現に向けて

葛城市は南阪奈道路が通り奈良から大阪への奈良県の玄関口にあたります。その利便性から県内外で事業を営む大手企業に連絡をしました。企業側に対し「必ず開発許可が取れる」という担保が必要となります。サンコウ設計がそれを保証したことにより最終的にまとまりました。実はこの会社は近隣にすでに工場があり、工場の拠点を葛城市へ統合することができます。葛城市としても大手企業がさらなる工場建設を市内で行うということで税収や雇用などメリットが大きいと言えます。こうした行政も含めた三方良しの状況を作ることで、計画をスピーディーに優位に推し進めることができます。現在、関係法令に基づき手続きを終え、造成工事もほぼ完成に近づいております。

サンコウ設計の思い

土地があるからといって企業誘致は進まない

近年、行政による「企業誘致」が声高に叫ばれています。が実際には、許認可に相当な時間がかかり、企業誘致の話が流れてしまうことも少なくありません。いつ土地が開発できるかが不確定であれば、企業は事業計画を立てられません。土地があり、所有者が売る気があり、買いたい企業もいる。それなのに、なかなか前進しない。本来企業誘致は行政が中心となってすべき仕事ですが、責任を持ちたくない、しんどい仕事はしない、という保守的な考えでスムーズに進まないのです。企業側はしびれを切らして奈良県外の土地を探す、という「企業誘致の機会損失」がこれまでも相当数あったものと考えられます。

行政には頼らない

許認可が下りるのを待っていてはスピード感に欠け、奈良県や各市町村にとって大きな損失を生む。行政にすべてを任せていたのでは地域が廃れていく、という危機感を私たちは持っています。地域の活性化のためには、市民が、そして地域の企業が働きかけ、行政を動かしていくくらいの気概がなければならないのではないでしょうか。国や自治体に頼る時代は終わりを迎えようとしています。仕組みが古くスピーディーに事が進まないからこそ、私たちサンコウ設計の存在意義があります。長年の経験と、信頼をベースにした交渉力、そして「やり遂げればきっと地域経済のためになる」という信念。誰も請け負いたがらない縁の下の力持ち的な仕事ですが、サンコウ設計だからこその仕事だと考えています。

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